こんにちは。
FPS歴10年超えのぱっかんです。
僕はあらゆるゲームジャンルの中で「FPSオンライン対戦」が一番好きなのですが、先日ある未経験者から「FPSやると性格が悪くなりそうですね。」と言われました。
なるほど。
確かに「オンライン対戦やってる人って言葉が汚いし、性格悪そう。」と思えます。
しかし本当にそうなのでしょうか。
目次
前提:FPSと言えどゲームなので、みんな素を出してる
ゲームやって感情的になるバカみたいな人間がいるけど、僕です。
「うおーー!!今のでやられるとか敵プレイヤーなんぼほど上手いねん!」とキレます。
めっちゃ楽しんでるなー。— 散歩家 ぱっかん (@pakkan316) 2019年4月28日
まずプロゲーマーを除き、大多数のプレイヤーにとってFPSは仕事ではありません。
娯楽です。
だからこそ「素」を出します。
仕事では冷静で滅多に怒らないあの人も、戦場では冷静さを忘れ怒り狂っています。
むしろ僕は、FPSをプレイする人たちは「普段隠している人間の醜い部分を、積極的に発散していこうぜ。」という発想の集団だと勝手に捉えています。(そう考えると下品な他プレイヤーを許せる)
日本人は自分の感情を押し殺して生きているので、こういう「キチゲ解放」の場も必要なはず。
しかも戦場では命がかかっています。
撃たれたら死んじゃいます。
それに普段の我々は「死」と無縁だからこそ冷静ですが、死を目の前にしたらさすがに感情的になります。
というわけで我々FPSプレイヤーは、命がけのゲームを通じ、日々スリルと興奮を味わっています。
だから「素」になれるし、その時だけは本音でぶつかりあう事が出来るのです。
プレイヤーは全員本気。だからこそ熱くなっている
仕事でも趣味でもなんでも、「なんとなく取り組んでる人」より「本気になった人」の方が楽しんでます。
しかもFPSは「ゲーム」なので、プレイヤーがより熱中するよう、運営側も工夫を凝らしています。
だから我々はFPSに本気で取り組めているのです。
「ゲームなんだから楽しめりゃいいんだよ」
もちろんこの考えもあります。
日頃のストレスを忘れるためにゲームをするのですから、「楽しむ」という概念は大切です。
しかし一度ゲームを起動すると、目の前に広がるのは戦場。
「殺らなきゃ殺られる」という殺伐とした世界です。
そんな地獄では、自分の命を守ってくれる味方は財産です。
そんな財産が意味不明な行動を取り始めたら、
「バカ!危ねぇだろ!」と、工事現場で新人を叱る親方のような口調になってしまっても仕方がありません。
しかしこれは、「誰も無駄死になんかさせない!」という強い意志から来ています。
「本気だからこそ当たりがきつくなる」
FPSは決して紳士的なスポーツではありません。
生存本能を刺激するスポーツです。
だから許してください。
未熟なプレイヤーは確かに悪質
さて、FPS歴が浅いプレイヤーは基本的に弱いですが、それはさほど問題ではありません。
情け容赦の無い玄人が大量にいる世界なので仕方ありません。
しかし悪質な新兵は、まるで無邪気にはしゃぐ子供のように、「味方への迷惑行為」を平気で行ったりします。
以前当ブログで「R6S 新兵の記録」というコンテンツを執筆していました。
「知り合いの新人R6Sプレイヤーの成長を記録する」という内容です。
その新兵はそもそもゲーム経験が少なく、R6SでFPSデビューしました。
そんな彼は、最近では無くなりましたが、初期の頃は味方である僕にわざと攻撃を仕掛けていました。
それはシンプルに「ふざけているだけ」ですが、もちろん僕からしたら全く面白くありません。
でも僕を殺した後の彼は、キッズの如くケラケラ笑っていました。
これは、仲間内だとしても悪質な行為です。
しかし彼の気持ちも良く分かります。
「ふざけて自チームに迷惑をかける」というのはやってみると意外と面白い。
子供の頃にやってしまった「イタズラ」などと同じです。
でもこれは絶対にしてはいけないこと。
にもかかわらず、FPSを良く知らずに始めてしまったプレイヤーは、「しょせんゲームでしょ」という思考で、割と簡単に迷惑行為に走ります。
もし(精神的に)大人になっても迷惑行為を続けるプレイヤーは、「性格が悪い」と言われても仕方が無いでしょう。
だからそうならないように、「スポーツマンシップ」を心がけましょう。
※新兵には更生してもらいまいした。
「勝利」にこだわるのも大事だが、「スポーツマンシップ」が一番大事
「みんなでルールを守り、楽しくプレイする」
ゲームに参加した全プレイヤーが、この当たり前のことを当たり前のように守った場合、最高に楽しい体験ができます。
しかし一人でも「ここで俺が暴れたら、味方は全員顔真っ赤っかだろうな」という考えのプレイヤーがいたら、試合として成立しません。
オンライン対戦は「スポーツマンシップ」が何よりも大切。
「意図的に迷惑行為に走るプレイヤー」は論外。
しかし「スポーツマンシップを心がけよう」という意識は、「ドーピング禁止」の意味合いが強いです。
すなわち「チート」。
何度も言うようにFPSプレイヤーは「戦争」をしているので、「勝つためには手段は選ばねぇ!」という考えでプレイしています。
しかしそれは「あらゆるガジェット・戦略を駆使し何が何でも勝つ」という意味であり「違法行為に手を出す」という事ではありません。
「チート」はドーピングであり、手段の枠を超えています。
逆に「この武器は強過ぎるから使うのを辞めよう」みたいな自粛はあまり好きではない。どうしても勝利したいなら、僕はそういう手段に飛びつきます。
余談:中国人は「勝利」にしか関心が無いからチートを良く使う
余談になりますが、「中国人にチーターが多い理由」について話します。
中国は、教育段階で「勝利至上主義」が根付いているそうです。
だから「どれだけ努力したか」ではなく「いかに結果を残したか」を重視するのです。
この話を聞いた時、中国製の「パクリ商品」が多い事にも納得しました。
自分でイチから開発するより、パクってサクっと利益を出した方が結果にコミットします。
そして「チーターの多さ」も、この勝利至上主義という概念から来ているようです。
もはや「ゲームを楽しむこと」は度外視。
「楽しむ為のゲームなのに、チート使って確実に勝って何が楽しいのか」と我々は思いますが、彼らが「勝利だけが正義」という哲学で生きているのであれば、残念ながら一生折り合うことは出来ないでしょう。
彼らチーター(というよりチートツール制作者)が戦っているのは「運営」であり、「いかに運営の先を行くか」で戦っているのですから、我々とはステージが違います。
結論:FPSやっても、日常で性格が悪くなることはない
「FPSやり始めて性格が荒んだ」という話もたまに聞きます。
しかしそれは「上達したいのに出来ないもどかしさ」から来る行動であり、必ずしもFPSが原因ではありません。
「FPSオンライン対戦」という性質上、プレイヤーは麻薬的に熱中します。
だから確かに感情的になるかもしれませんが、それは一時的な物であり、正常な状態とも捉えられます。
「負けて凄い悔しい」ということは「勝った時にめっちゃ嬉しい」ということであり、ただ単純にそのアガりサガりを楽しんでいるのです。
「熱中できるものが一つも無い」という人が多い中、娯楽とは言え、ここまで熱中できるものがあるのは良い事かもしれません。
しかもFPSにおけるイライラは割と一過性のものなので、ゲーム終了後には、日ごろのうっ憤を晴らしたような気持ち良さが駆け巡ります。(感情的になった後、人は気持ちが楽になる)
というわけで、「FPSをプレイしてる人の傍に寄ってはいけない」が本日の答えでした。
人間の醜い部分を積極的に発散とか十分性格悪くなっているのでは?
どこがスポーツマンシップに当てはまるんでしょうか
あ 様
コメントありがとうございます!
確かに!ちょっと矛盾してますね!
「醜い部分を積極的に発散する」というのは、暴言厨が多いので、それを受け入れる為の僕なりの哲学です。
「スポーツマンシップ」は、全員でルールを守って楽しくプレイするという理念なので、
仮に暴言を吐く人でも、ルールさえ守っていればとりあえず正当な試合が成立するので良しとしています。
言われてみれば確かに矛盾していますが、
「暴言や悪態はギリセーフだとしても、それ以外のルールはしっかり守っていこう」という考えを伝えたかった感じです。
ご指摘ありがとうございました!